2017-09

| --.--.-- - --  |  スポンサーサイト |

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| 2009.10.12 - Mon  |  イージーライダーと秋の空 |

アメリカン・ニューシネマの金字塔、『イージーライダー』
訳あってどうしても今観たい、できればスクリーンで観たい、と思ってたら
例の「京都・ボストン姉妹都市提携50周年記念」の映画祭で公開されてるじゃないですか!
こりゃ運命だ~っとばかりに、連休最後の本日、行って参りました♪

会場は京都駅の7階、和ろうそくタワーが目前に聳え立つ東広場。
映画祭の間だけスクリーンが設置され、アメリカ・京都を舞台にした映画が新旧様々50本上映されてます。
新しいのだと、本年度アカデミー賞7部門受賞作の『スラムドッグ$ミリオネア』とか。
忌野清志郎のドキュメンタリー映画『不確かなメロディー』や『羅生門』のデジタルリマスター版等々
中々興味深いラインナップですが、とりあえず『イージーライダー』です。
この連休はずっといいお天気でしたが、今日も秋風が涼しいステキなお洗濯日和で^^
大階段からのぞく青空がとても気持ちよかったです。


…で、何故『イージーライダー』なのかというと。

「世界あちこち巡りしたい場所ランキング」1位が現在カリフォルニアなのです^^

ラスベガスからデスバレーを紆余曲折して西海岸へと至りたい(映画とは逆ルート)!
しかし現実にはタイミングもオカネも運転免許も英語力もないし、となるとまずは映画かな、と。
それで調べたら『イージーライダー』がドンピシャだったのです。
勿論、有名な題名は(奥田民生の歌のお陰で)知ってましたが、その程度です。
映画史における位置づけやストーリー等全く不勉強のまま行きました。
それが吉と出るか否かちょっぴり不安でしたが…結果としては問題なし!でした^^


様々な文章の断片からしか想像できなかった西部の風景。
パソコン画面に映し出される画像でしか知らない60年代のカリフォルニア、アリゾナの
延々と広がる塩の大地、赤い岩肌、地平線へと延びる干からびた道路。
風景の雄大さ、美しさと相反する、「自由という幻想」に縛られた人間の痛々しい有様。
そういえばこの映画、馬以外に動物らしい動物が出てこない。
南部を描いているけど、黒人もほとんどでてこない(通り過ぎるだけ)。


ヒッピー。
長髪。
LSD。


わかりやすいキーワードの羅列に、冒頭ちょっとだけ不安になりました。
よくあるオシャレ系ロードムービー、でも全然つまらん!ってヤツだったらどうしようかと。
しかし、それも変態俳優ジャック・ニコルソンの登場からぐっと引き締まってきました。

というか、ニコルソン(キモ)面白すぎる…!
私と、隣に座ってたにーちゃんが妙に彼の演技がツボに入ってしまい、
シーンとした劇場内で笑いをこらえるのに必死でありました^^;

監督兼主演のデニス・ホッパーの、作品への距離の置き方が絶妙だと思います。
実はラスト近くのカーニバルのシーンから撮り始めたとのことですが
コチラの解説によれば、カメラマンも脚本もしっかり決まってない状態での撮影は混沌を極め、
それがLSDによるトリップ感に効果を与えているのだとか。


それでも、全編この調子の映画ではついていけないし、きっと面白くも何ともなかった事でしょう。
この場面で一旦仕切り直し、共同脚本家を迎え入れてから改めて撮り直したそうです。
それが功を奏したのでしょうか、全編通して無駄な場面の一切ない仕上がりになっています。
名シーンも名台詞も多いですが、やはりジャック・ニコルソンの台詞が印象深い。

「アメリカ人は自由を証明する為なら殺人も平気だ。
 個人の自由についてはいくらでも喋るが、自由なヤツを見るのは怖い」


この辺りから、主人公たちを取り巻く人間の眼はどんどん恐くなっていきます。
寂れた町のカフェで保安官とリンチを企む男、ラストにライフルをぶっ放す男の、眼のイッちゃってることときたら…
ゾッと鳥肌が立ちました。
そして衝撃のラスト…知らなかったからさ…あっけにとられましたよ~
まさにぽか~んと口を開けてエンドロールみてました;;
段々主人公たちに感情移入しかけてきたところだっただけにね…
もっと強く入り込んでたらかなり落ち込んだかも><;


公開当時から大ヒットしたこの映画。
時代がなせるブームに過ぎないとの批判もあったようですが、
現在にも通用する強いテーマを持った作品であることは間違いないです。
ヒッピー達が提示した問題は今も宙ぶらりんのまま。
あの閉塞感、焦燥感さえも冷めた目で見る自分がいる、この時代。

散りばめられた様々なテーマに、上映中に深く考え込む…というようなことはなかった。
ラストの不条理さとやるせなさには眼を覆いたくなる…けれど、覆ったままでもいられないという、
なんだろう、焦り?怒りのような感情がふっとわいてきただけ。
「ふっと」わく、それ以上でも以下でもなく、強い衝撃を食らわされたわけじゃない。
涙も出ない。
でも多分、また観ることになる映画だと思う。


勿論、小難しいことなしに単純な「カッコよさ」だけを楽しむこともできるし。
何より、日本では見ることのできないあの大地はやはり魅力的だ。
あ、あと、勿論ステキな音楽たちもね。


『イージーライダーのバラード』


この映画のためにつくられた曲だそうです。
(他の曲は場面に合わせてピックアップしたらしい)
や、ヤバイ今頃泣けてきた…;;


おまけ>ジャック・ニコルソンのUFO談義



恐ww


人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://comicstrip1983.blog83.fc2.com/tb.php/948-bedf3f62
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

だだっと呟き。 «  | BLOG TOP |  » 泣き、寝入りつつ。

最新コメント

最新記事

プロフィール

HeartBreakGirl

Author:HeartBreakGirl
妙なauthor name↑がついてますが、mekeです☆
引き続き、日々激動する好奇心の赴くままにジャンル無節操に書き綴るブログ。

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

はじめに (1)
日常 (37)
嗜好・思考・試行錯誤 (5)
ほほほん (5)
音楽 (5)
アートいろいろ (7)
にゅうす (1)
すぽると (12)
島 (8)
旅 (1)
過去記事の坩堝 (826)

参加

人気ブログランキングへ

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。