2017-09

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| 2009.09.06 - Sun  |  効けよコンバット! |

mekeは激怒した。
必ず、かの邪知暴虐のゴキブリを除かねばならぬと決意した。
mekeには殺虫剤がない。
mekeはこの部屋の住人である。
クモには目をつぶり、多少の虫は気にせず暮らしてきた。
けれどもゴキブリに対しては、人並みに敏感であった。

昨夜未明、mekeは新聞紙を握り締め、部屋中を駆け回り、遂にゴキブリを追い詰めた。
mekeにはハエ叩きも何もない。
この間、ようやくゴキブリホイホイとコンバットを設置したばかりだ。
このホイホイには既に1匹のビックゴキが捕獲されていた。
しかし1匹いたら100匹いるらしいのがゴキブリである。
mekeはそれゆえ、あらゆる隙間にコンバットを仕掛け、戸棚の隙間を整理したのだ。

mekeには父があった。
今も故郷で好き放題に暮らしている。
その父はmekeが幼少より、ゴキを見て叫ぶ度にこう言ったものだった。

「ガタガタ騒ぐんじゃないよ、ゴキブリは人間なんかより何万年も前から存在してる先輩だよ」

その度にmekeは怒鳴り返すのだった。

「はあ?それが何!!悪いけどゴキブリだけは先輩だろうが何だろうが許せん!!」

…そうそう、未明のことであった。
さあ眠ろうと床についた瞬間に、mekeは部屋の様子を怪しく思った。
何か気配がする。
電気を消し、静まり返っているのは確かだが、けれども、なんだか、部屋のどこかに気配がするのだ。
いや気配ばかりでなく、確かに、カサカサと何か物音がする。
のんきなmekeも、だんだん不安になってきた。
電気をつけて、部屋の中をぐるりと見渡して、何かあったのか、まさか不審者が玄関のドアをこじあけようとしているのか、と一応チェーンを確認しにいった。

再び電気を消した。
と、また怪しい音がする。
しばらく考えて、再び電気をつけ、もしや不審者は既に侵入済みか、と某都市伝説にかられてベッドの下を確認した。
…冬布団が納められているだけである。
気のせいだろうか…枕の羽毛がカサカサ鳴るのを勘違いしただけだろうか…
と、ベッドに戻り、ふと目線を上げたその瞬間であった。

・・・

・・・

それはそれは大きなゴキブリであった。

それが、頭の上の本棚の上、中学校学習指導要領の横にどっしりと居座っている。
電気がつくと、身動きひとつせず、だが消えた瞬間、カサカサ動いていたのはやはりゴキだったのだ。
mekeは一瞬怯み、しかしこのままでは夜が明かせぬ、とゆっくり移動し、新聞紙を手にとった。
昨年、沖縄尚学がセンバツ優勝した時に買いまくったスポーツ新聞である。
それも先日、やはりゴキが出没した際に、中身の優勝記事の紙面だけを抜き取り、外側を棒にして戦ったものであるが、生憎手元に攻撃できる紙束は今やこれしかない。
一瞬の迷いが、ゴキを壁の隙間に追いやってしまうのである。

mekeはくれぐれもベッドに落ちてこぬよう、最新の注意を払い、思い切ってゴキに向かって新聞紙を振り下ろした。
ゴキは俊敏であった。よろめいたまま、カサカサと猛スピードで這い出した。
たちまちゴキは、すぐ側の『ジョジョの奇妙な冒険』文庫版の棚に向かい、5部の裏に身を潜めた。
見て、mekeは激怒した。

「おのれ、生かしておけぬ」

しかし貴重な文庫版及びSBR18巻をゴキの体液(うぇ)で汚すわけにはいかぬ。
mekeは慎重に周囲の棚を引き出し、バリケードを築いて、ゴキを包囲した。
その顔は険悪で、眉間の皺は、刻み込まれたように深かった。

「今後の安眠を、ゴキの触手から救うのだ」

mekeは決意した。

「叩けるもんなら叩いてみろ。ジョジョが汚れるぞ!」

と、ゴキは威嚇した。

「お前ら人間は勝手だ、我らの夜の徘徊くらい大目に見るがいい」

「言うな!」


mekeはいきり立って反駁した。

「昔、昭和百科事典でみたことがあるのだ。
上野動物園のガラパゴスオオガメの甲羅の裏に、
びっしりとゴキが卵を産みつけて弱りきったカメの姿を!
この部屋には私一人ではない、かめこがいるのだ!
万が一、お前がかめこの甲羅に巣食いでもしたら、絶対許さん!」


・・・

・・・

長い闘争の末、遂にmekeはゴキを退治した。
カサカサと音がするのを察してから、既に40分が経過していた。
ティッシュで包むのも寒気がするので、mekeはチリトリでゴキを拾うと、わざわざ着替えて部屋の外まで捨てに出た。
それからコンバットを追加し、手を念入りにあらって、ようやく眠りについたのであった…


~太宰治『走れメロス』風に、『効けよコンバット!』終~


*****************


・・・素晴らしくくだらない短編小説ができました。

あーーーーーーーーーーーーもう、イヤ。ホント勘弁してくれ。

何で今頃ゴキが発生しまくってるのだろう。。

おかげで今日も朝から部屋中を掃除しまくっております。

生ゴミとかさっさと捨ててるせいで食い物がないのか…掃除してたら棚の裏から出てきたクーポン券がボロボロにかじられてました…うげえ…
寝てる間に私の顔までかじられてたらと思うと…
ぎえええ気持ち悪いっ!!ゾワゾワ。(><;)


あんまり虫のことでギャーギャー騒ぎたくはないのですが、蚊やゴキ等実害を被る虫はやっぱり許せません。
じーちゃんの葬式の時も、必死こいてハエ取り紙を設置しまくる私を見て、親戚は

「葬式なんだし、あんまり殺生はねえ」

と苦笑されたのですが、それでも奴らを我が物顔で供え物の上を飛びまわせるのには我慢ならなんのです。
絶対、ジャイナ教徒にはなれないですね。。(;;)
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