2017-11

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| 2008.11.12 - Wed  |  ぶんげいしを買いました。 |

今日、生まれて初めて自分でお金を払い、「文芸誌」なるものを買った。



しかも2冊も買った。



それぞれ定価1,000円と920円。



高い…重い(物理的に)…(;;)



が、しかし、よく考えてみればハードカバー本も高いし重いのは一緒なわけだ。

それで一念発起して購入したのに大ハズレして泣くよりも、複数の作家の複数の作品を一度にまとめて読める「文芸誌」を購入した方が経済的にも精神的にもかなり効率的なのではないか?

しかも最近の出版業界の不況を考えても、ここで一石ならぬ一銭を投じる価値はあるはずだー!(←自分に言い聞かせる)



とりあえず目の前にあった『文学界』『群像』をちょろっと立ち読みし、レジへ向かった。



…あら 毎度のごとく おさつがない。



慌ててATMで引き落とし、再度レジへ(^^;





『群像』の、ぺらっぺらの薄い紙にインクのポッコリした感じ、後ろのページの文字がちょっと透けるやぼったい感じが何とも「文芸誌」くさくてイイ。

吉田修一氏と田中和生氏の『排除しない小説』という対談タイトル及び加藤典洋氏の『関係の原的不可―二〇〇八、「親殺し」の文学』というタイトルに賭けてみる。



『文学界』は20円高いだけあっていい紙使ってる。

こちらは新人賞の発表が特集されており、受賞者の生年月日を確認して購入を決めた。



1978年と1982年生まれの男性二人。



ちなみに夏目金之助氏がリハビリ執筆を経て、職業作家へ転身したのは1907年、氏が30歳の頃であり、ほぼこのお二方と変わらぬ年齢だ。

さらに今日読み終わって爽快な気分にさえなった『三四郎』を執筆したのが1908年、ちょうど今から100年前のこと。



100年前の職業作家と、100年後の同世代(3-5年の範疇は同世代でいいのか?)の新人作家の感性の差を比べてみるのも面白いだろうなーっと思って、ちょっと楽しみw



さらに注目すべきは、今号で『文学界』の同人雑誌評論が終了することに伴い、「全国同人雑誌リスト」が掲載されているのだ。



これ、ちょっと前に気になったニュースだった。

今、東京ビックサイトに数万人を集めるような「同人誌」ではない、文芸としての「同人誌」がどのように分布し、どう活動しているのか、気になるところだったのです。

WEB上にも無数にあるけどね。

活字媒体としてどんな活動をしているのか興味があって。





で、先程例の新人賞の方の1作品を読み終えたところ。



もう一作読んだ後、『三四郎』と一緒に感想を記したいと思います。





もう何年になるんだっけ…4年か。

綿矢りさ氏と金原ひとみ氏との芥川賞ダブル受賞、あれは2004年のこと。

あれで「同世代文学」ってやつにようやく気がついたうっかり者なのですが、やはりハードカバーで買うのをケチって、平積みされた本屋で立ち読みした。

そうそう、たしか当時るちみ姉の住んでいた多摩センの本屋だった。

1時間ほどで2冊とも読んだのだが、まあ、驚くほどピンとこない。



あれか、普段おっさんやじーさんの文しか読まないせいか(柳田國男とか平家とか今昔とか修司とか賢治とか)、文体の好みの差か、それとも彼女達と育った土壌が違うせいか、「島」と「内地」の差なのか、ってか買って部屋で読めば価値は上がったりして、いやいやタイミングが悪いだけでいつか「出会う」日が来るかも、等々、結構悩んだ。



とりあえず まあ 



いつか「出会う」日が来ることを期待し、棚上げしていたのだ。



あれから4年余りが過ぎ、自分の思考嗜好性癖その他云々を追究するのにいっぱいいっぱいで、周りの同世代が何を考えているか何を課題としているかに興味を持ったことはほとんどなかった。



が。



これからはもっと集中して見聞きしてかないとなあ、と思う。



あ 



でも明日もバイトだしな とりあえず今夜はこの辺でおやすみなさ~い



(うまいタイミングでBGMのムーディー・ブルースも終わった)
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