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| 2009.07.28 - Tue  |  ようやく一山越えたというわけで・・・*追記あり |


前々から述べてました、 「試験が終わったら勉強したいこと」 (矛盾してんな~)に

今こそ取り組まねばと、図書館からガッツリ借りてきたうちの一冊。



ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
(2008/01)
堤 未果

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さっき読み終えました。




・・・

・・・

はい

一気に

気分が

ドーーーン。。(T-T)


ええ、毎度影響され易い人間なんです…

こないだ沖縄帰ったときは飛行機の中で久々に戦争体験記を読んで泣き沈んでましたしね。。


で、この本ですが。

途中までは良質なレポでしたが、途中から「良くも悪くも岩波文庫」な展開になっちゃってます。

勿体無い…ルポに徹していれば凄くタイムリーな、アメリカを知る為の入門書だと思うんだけどな~

マイケル・ムーアの『SICKO』を観るか、コレか、って気がします。

但し双方とも「ルポ」であって「ルポ」ではない、という視点で向き合わないといけないけど。

毎度棚上げにしがちなんで、今回は夜に少しでも感想文書こうと思います。


その前に~ 

まずは 夕ご飯をば…

私のブログ、毎回最後はご飯のことしか呟いてない気がするなあ^^;


*****以下、追記****


…で、改めて感想文です。


ニューヨーク    243万円
ロサンゼルス   194万円
サンフランシスコ 193万円
ボストン       169万円
香港         152万円
ロンドン             114万円



さて、これは一体何の数字でしょう・・・??


答え


なんと


盲腸手術入院の総費用都市別ランキング。


盲腸ですよ、盲腸。

ニューヨーク~ボストンまでは1日あたり、香港は4日あたり、ロンドンは5日当たりの金額です。

ちなみに日本は1日あたり平均6万4200円とのこと…

いやいや、それでも十分イタすぎる出費なんですが…!!

以前友人が急性アルコール中毒で救急車搬送された時、保険がきかないとかで一晩4万円近く請求を受けた、と言ってましたが、それどころじゃないですね。。(><;)

冒頭、サブプライムローンの破綻により追い詰められる貧困層の実態から始まるこのレポ。

「アメリカンドリーム」の華やかさの影で、徹底した市場競争システムに翻弄される「貧困国アメリカ」の姿を、「医療」「教育」「保険」「軍事産業」の側面から告発した本です。
アメリカには国民保険がない…とか、低学歴の若者は軍隊に流れる…とか、話だけはよく耳にしますが、具体的にどういうシステムになっているかは知らなかったので参考になります。

最も興味深かったのは、「貧困と肥満」の現状。
曰く、ニューヨークでは公立小学校に通う生徒の50%が肥満児だとか。
半数が肥満って…!!(@@;)

で、その原因が「フードスタンプ」と呼ばれる、貧困家庭に支給される食料交換クーポンにあるのだというのです。
つまり、毎日の食費にも事欠くような状況では、安くて調理の手間もかからず、手っ取り早くカロリーを摂取できるジャンクフードに食生活が偏る→貧困層に肥満児が増加する、という。

2004年にマックだけを食べまくる、という超危険ドキュメンタリー『スーパーサイズ・ミー』が話題になりましたが、「何故アメリカ人はジャンクフードばっかり食べて太ってるのか?」という疑問に貧困があったとは…

例えばコネチカット州のような裕福な地域では親が子どもの食事に気を遣うことができるけど、あのハリケーン・カトリーナで甚大な被害を受けたミッシシッピ州やルイジアナ州は全米でも最も貧しい地域のひとつであり、食費はフードスタンプに頼らざるを得ない。
よって貧困層にますます肥満児が増えてゆく…という悪循環。

その他にもゲッソリするような現状がこれでもか!と羅列されてゆくこの本。

読み終わった後は…はい、ゲッソリしますね…(´Д`)

しかしまあ、気になる箇所も幾つかあったので、ちょっと述べてみます。

まず、最初に感じた「良くも悪くも岩波新書」の意味ですが。

「小さな政府、レーガノミックス、過度の市場競争主義は失敗だった」と、何度も何度も「日本と比較して叙述」した上で、ラストに「共産党」や「九条」を出してくる、論としての戦略性の弱さ、といいますか…絶対、この手法、この言葉のみに過剰反応して「こんな本は嘘だ、アジテーションだ」と否定する読者は多いはず。
この点に「勿体無い」と思ってしまう。
レポされている事例は、決して架空の出来事ではない「事実」であるだけに。
そして、筆者が思いをこめてインタビュアーに向き合っているだけに。

一定の価値観を持った人間による「公平なルポタージュ」なんてものは存在するはずがない。

という
視点を、作者の視点から少し距離を置くという行為を、読者は忘れてはいけないと思う。

「新自由主義に対する一方的すぎる批判」「軍事論としては幼稚」「現代経済史を何もわかっちゃいない」から、切り捨てられるほどのトンデモ本では、決してない。
作者の目線がどこに置かれているかを理解した上で、自分ならこの日本でどう選択し、行動しうるのか…を問いなおすための、絶好の入門書だと思う。
読みやすいし(その読みやすさを疑ってかかる必要も勿論あるわけですが)。


さらに、この本に於いて私が最も有意義だと思った視点。
それは「だから9条を守ろう」でも「メディアの中立性」でもなく、

「反戦を訴える運動でさえも、それを展開する側が、まず戦争がビジネス力学の結果であるというからくりをしっかり理解すること」

という運動家の言葉。

「戦争をしているのは政府だとか、単に国家VS平和という国家単位の対立軸ではもはや人々を動かせない~中略~何よりそれら大企業を支えているのが、実は今まで自分たちが何の疑問も持たずに続けてきた消費至上ライフスタイルだったという認識と責任意識を、まず声をあげる側がしっかりと持つことで、初めて説得力が出てくる」


…うーん、どこかの「自称革新政党党首」にかけてやりたい言葉かも^^;

細かい点では、「フードスタンプ制度」自体が貧困の原因…というより、結果として悪、なだけで制度自体が全て悪、というわけじゃあないんじゃない?という点が気になったかな。
上述した「消費至上主義」と関係するけど、ジャンクフードを食べることしか楽しみがない生活…ってのも肥満増加の背景にあるんじゃないかなあ~と。
何が自分にとっての幸せか、幸福の価値観を消費以外の何かに求めるべき時期なのかも。

そして軍事に関しては「戦争屋の搾取」だけが問題なのか、全くもって知識がないのでちょっとわからん…これは自分の課題として、今後勉強していこうと思う。

うお

レビュウまともに書いたの初めてかもしれん。。

この程度でも凄く時間かかるなあ…

毎度良質の記事をUPされてる方々って本当に凄いんですね。。


さて

再びおなかがぐ~してきたので…

ジャンクフードではなく、きゅうりでもかじろうかと思います…けろろん。


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